CRT日本委員会は、2015年9月16・17日の2日間、国連「人権と多国籍企業及びその他の企業の問題」に関するワーキンググループ、The Institute of Human Rights and Business（IHRB）、ビジネス・人権資料センター（BHRRC）と共催で、「2015ビジネスと人権に関する国際会議in東京」を開催いたします。

本会議は、2013年、2014年と開催してきた「CSRリスクマネジメントに関する国際会議」に続くもので、グローバルに加速する「ビジネスと人権」の最新動向を理解し、テーマ別に企業に求められる取り組みとそこに係わるCSRリスクを深く理解する目的で、高い知見を持つ専門家を海外から招聘し開催するものです。

第１日目には、「ビジネスと人権に関する指導原則：国際連合『保護、尊重及び救済』枠組実施のために」の実践に取り組むグローバルイニシアティブ団体の方々から、「ビジネスと人権」に関する考えおよび各団体の取組みについてご紹介いただきます。また、日本企業の方々から、各社における人権の取組みについても発表いただき、グローバルと日本の相互理解を深めます。

第2日目には、「ビジネスと人権」において重要な3つのテーマ（①情報開示、②サプライチェーン、③苦情処理メカニズム）を取り上げ、講演・ディスカッションを行っていきます（予定）。特に、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界の厳しい目が日本に注がれることが予想されることから、メガスポーツイベント(Mega-Sporting Event) 開催における業界毎の課題や、日本企業が抱えるサプライチェーンの課題、また、苦情処理メカニズムの構築に焦点を置き、実践的な議論を進めていきます。
※本会議の内容については、2015年11月開催の国連主催2015 Forum on Business and Human Rights in Geneva にて世界に発信予定

本会議は、「ビジネスと人権」に関するグローバルな最新動向について学ぶ場としてだけでなく、「正統性」を担保した形での「ビジネスと人権」やCSR/サステナビリティ活動の展開を世界に発信する場として、また、将来的な調達動向を見据えたビジネスチャンスとリスク把握の場としてご活用いただけるものと思います。

皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

※詳細については、随時ホームページ上でお知らせいたします。