「東京オリンピック・パラリンピック持続可能性テーマ(案)」に対する意見の募集結果報告書を掲載しました。
2015年3月30日(月)から4月24日(金)、東京オリンピック・パラリンピックでの持続可能性に関する検討会(以下、検討会)は「東京オリンピック・パラリンピック持続可能性テーマ(案)」に対してご意見を募集いたしました。
https://crt-japan.jp/blog/2015/03/30/tokyo_olympic_paralympic-games_2020/
寄せられたご意見は、検討会で議論され、「東京オリンピック・パラリンピック持続可能性テーマ(案)」に対する意見の募集結果報告書を策定しましたので、ここに開示いたします。
(結果報告書はこちらから。)
この意見募集を通じて、東京大会と持続可能性の結びつきが極めて重要なことだと認識できたことや東京大会に対する期待や不安の声も多く寄せられました。特に2012年のロンドン大会を上回るレベルでの持続可能性に関する対応が東京大会では求められています。
この持続可能性テーマにおいては、多様性や労働人権に関する関心度合いが最も高く、次いで環境負荷の軽減と情報発信の強化でした。そして、これらのテーマに関して消費者や次世代への意識付けが必要不可欠であるとの声が多く寄せられました。
いただいたご意見を、以下の5つのテーマに絞り込むことができます。
・移民、内国民労働者を含む全ての労働における人権の尊重、
公正・安全な労働条件の確保
・女性の活用、性的少数者や障がい者などの人権への配慮等を通じた
多様性の尊重
・環境負荷の最小化を目指す
・透明性、説明責任の確保とステークホルダーとの対話・協働の重視
・消費者や次世代への意識向上に向けた取り組み
また、本結果報告書を公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に提出します。
最後に皆様から貴重なご意見を頂きましたことをお礼申し上げます。今後、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が持続可能な東京オリンピック・パラリンピック大会の実現に向けて取り組みが進むことを期待しております。
経済人コー円卓会議日本委員会
事務局長
石田 寛