<外部情報>SedexとBluenumberがパートナーシップを締結しました。
サプライチェーンにおける情報共有プラットフォームを提供するSedexと小規模農家・水産業者の取り組みを支援するBluenumberがパートナーシップを締結したことが発表されました。
CRT日本委員会はSedexとBluenumberの両社とも戦略的なパートナーシップを締結しており、日本企業が責任あるサプライチェーンを構築できるよう支援を行っています。
CRTとSedexのパートナーシップについてはこちらをご参照ください。
CRTとBluenumberのパートナーシップについてはこちらをご参照ください。
下記Sedexのニュースリリースより抜粋(当会による仮訳)
【2017年2月6日 ロンドン】
SedexとBluenumberはグローバルサプライチェーンでのインパクトの創出と情報の「見える化」に向けて、パートナーシップを締結したことを発表いたします。本パートナーシップの狙いは、オープン・データやモバイル・テクノロジーを活用してサプライチェーンの透明性へのアプローチを構築することです。これを通して、企業や個人は自社および自分のサステナビリティに関するパフォーマンスを伝えることができます。
ブルーナンバーとは固有のIDであり、サプライチェーンに関わる農家、生産者、流通業者、ベンダーおよび消費者の誰もが取得でき利用することができます。例えば、サプライチェーン上にいる小規模農家や労働者等がそのブルーナンバーを取得すると、そのサプライチェーンに存在している個人としてすぐに特定することができます。
本パートナーシップにより、Sedex会員企業はサプライチェーンにおける「見える化」やパフォーマンスレポーティングに向けて、ブルーナンバー(サイト位置および個人の識別ID)をSedexのサービス内として使用することができます。
SedexとBluenumberはどちらも基準に関しては中立の立場をとっています。本パートナーシップを通じて、SedexとBluenumberはバリューチェーンにおいて、個人および企業間がお互いの価値観や慣行に関する情報やデータを共有でき、また双方間で確証及び検証作業を実施できるように支援していきます。こうすることで、企業は自社のサステナビリティ投資とパフォーマンスを外部により一層示すことができます。
本パートナーシップに関するニュースと最初の結果をすぐに皆様にお伝えしていく予定です。本件に関するお問い合わせはSedexのコンタクトセンターまでご連絡下さい。
Sedexについて:
Sedexはグローバルサプライチェーンにおける倫理的で責任あるビジネス慣行の実現を目指し、世界中のバイヤーおよびサプライヤーとの協働を促進する非営利団体。協働の促進、透明性の向上、サプライヤーにおける取り組み水準の向上において求められるキャパシティービルディング(能力開発)をミッションに掲げる。倫理的なサプライチェーンデータを管理・共有する世界最大のプラットホームを有し、グローバル企業のサプライチェーンマネジメント(サプライチェーンリスクの理解、監視、管理を通じた取り組み水準の向上)を可能とする最先端のサービスを提供。現在、主要な先進企業を含む38,000社以上(バイヤー、サプライヤー、監査会社)を会員に持つ。
Bluenumber Foundation について:
Bluenumber Foundationは、ニューヨークに本部を置き、世界でプロジェクトを展開する非営利活動法人。ブルーナンバー(bluenumber)を通じ、誰もが自身の情報を発信し、自身の存在を認識されることを可能とすることによって、意義あるデータの活用を目指す。あらゆるシリアルナンバー、コード、名前、身分証明書番号、電話番号等がブルーナンバーとして利用でき、個人利用者は自身の基本情報をブルーナンバーに紐づけて登録することができる。 Bluenumber Foundation は持続可能な開発目標(SDGs)を促進しており、SDGsの達成度合いを測るためにグローバルなブルーナンバー(bluenumber)のレジストリであるブルービュー(BlueView)を提供している。ブルービュー(BlueView)は、政府、企業、NGO、地域コミュニティにおける、よりよい政策決定やターゲット設定において活用されている。Bluenumber Foundation は、一人ひとりが、自身が誰で、どこに存在しており、何をしているか、そして、何が必要で何を欲しているかを伝えられることが、よりよい世界実現の第一歩と考えている。
お問い合わせ
CRT日本委員会
Eメール:info@crt-japan.jp
電話番号:03-5728-6365