「Sedexを活用するメリット ~サプライチェーンCSR情報プラットフォームの紹介~」
2014年1月28日に開催しましたSedexとCRT日本委員会の共催セミナー「Sedexを活用するメリット~サプライチェーンCSR情報プラットフォームの紹介~」は、23社29名の皆さまにご参加いただき、盛会に終了しました。ありがとうございました。
冒頭、CRT日本委員会より、サプライチェーンCSRにおける近年の変化やその背景、グローバル企業がサプライチェーンCSRを実施する理由、実施のステップ、当会におけるこれまでのワークショップにおいて共有された日本企業の抱える悩みについて紹介しました。
その上で、①データの収集、データの活用、取り組み、報告という実施ステップのすべてにおいて、一社単独で実施すべきか、あるいは協働で実施すべきかを検討し、実施の効率と効果を高めることが重要であること、②データの活用と取り組みにおいては、インパクトに基づく活動の選定と展開が重要であること、③報告においては、「誰」がステークホルダーであるかを意識し、「なぜ」「どのように」を伝えることが重要であること、を説明しました。
そして、データの収集における協働プラットフォームとしてSedexを紹介しました。
Sedexは、企業における重大かつ危機的なサステイナビリティリスクを軽減するために、一次サプライヤーより先のサプライチェーンに対しても、一次サプライヤーへの取り組みと同様に取り扱うことの重要性について、豊富なデータを基に説明しました。また、サプライチェーンCSRを実施する上でのさまざまな課題を提示した上で、これに対する一つの解として、サプライチェーンリスクを管理するためのオンラインツールを紹介しました。
(画像ファイル140128_Sedex.png)
Sedexを用いることで、企業は①潜在および顕在化したリスクの大小に応じてサプライチェーンをフィルターにかけること、その上で、②高いリスクを保有するサプライヤーを効率的に選定し、課題に対して効果的に対応すること、さらに、③監査すべき課題を把握し、サプライヤーでの是正状況を追跡調査することが可能となります。
その後、企業担当者からの質問にSedexが応える形でのQ&Aセッションが活発に行われました。
CRT日本委員会では、今後とも、Sedexとともに、日本企業のサプライチェーンCSRの支援を行ってまいります。引き続き、当会の活動にご注目ください。