人権デューディリジェンスワークショップの取り組みを ビジネスと人権に関するグローバル団体が紹介
2014年2月18日
経済人コー円卓会議日本委員会
特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会(CRT日本委員会)が主催する、人権デューディリジェンスワークショップについて、ロンドン及びニューヨークに拠点を持ち、ビジネスと人権についてグローバルに情報収集・発信を行っている非営利団体である、“Business & Human Rights Resource Centre”が四半期毎に発行する機関誌“On the Horizon”に取り上げられました。
人権デューディリジェンスワークショップは、2012年よりCRT日本委員会を中心に、企業と有識者、NGO/NPOが一堂に会し、ビジネスと人権について企業が業界毎に解決に取り組むべき課題について、議論を通じてその抽出を目指す取り組みであり、2013年3月にはその結果を取りまとめた「業界毎に重要な人権課題」を発表しました。
また、2013年についても前年の議論の内容を踏まえ、更にバリューチェーン全体における企業の影響と役割という視点を加味した上で、議論を展開しています。本年版の「業界毎に重要な人権課題」は2013年11月に素案を発表した上でパブリックコメントを募集し、本年3月に正式版を発表する予定です。
この取り組みの目的の一つに、日本企業の取り組みを 積極的にグローバルに発信するというものがあり、2013年9月には国連「人権と多国籍企業及びその他の企業の問題」に関するワーキンググループと共催で「CSRリスクマネジメントに関する国際会議」を開催しました。また、2013年12月に国連人権高等弁務官事務所が主催した「第2回ビジネスと人権セミナー」(ジュネーブ)においても、この取り組みと成果について発表し、多くのグローバルCSRイニシアティブ団体が強い関心を示しています。
今回、このような形で人権デューディリジェンスワークショップの取り組みが紹介されたことは、徐々にグローバルにおける認知度が高まっていることを示すものと認識していますが、今後とも来る3月14日に開催する「CSRリスクマネジメントに関する国際会議(春)」などの機会を通じて、更なる情報発信とグローバルからの認知度の向上を目指し、活動を展開してまいります。
“On the Horizon”第34号(2014年2月発行、英語)
※“Asia/Pasific”(P10)の冒頭で紹介されています。
Business & Human Rights Resource Centreホームページ(英語)
本件についてのお問い合わせ先
経済人コー円卓会議日本委員会 担当:鈴木
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