「2014 CSRリスクマネジメントに関する国際会議」に向けて～事前概要説明会（ガイダンス）～
を開催いたします。

※セミナーの開催報告はこちら(0715　EIRISセミナー 開催報告)

2011年に「ビジネスと人権に関する国連指導原則」が策定されたことを受けて、グローバルでのCSR活動においては、この原則に沿った形で「ビジネスと人権」が主要なテーマとして認識され、取り組みが始まっています。こうした中で、CRT日本委員会では、「ビジネスと人権に関する国連指導原則」の中で求められている『人権デューディリジェンス』の実践を目指して、2012年より「ステークホルダー・エンゲージメントプログラム」[SN2] を実施してまいりました。

お陰様でこの取り組みに対しては、グローバルなCSRイニシアティブ団体から「参考にしたい」、「一緒に連携を図りたい」といった問い合わせを相次いで頂いており、徐々に認知度が高まってきていると感じています。これも多くの方々のご尽力によるものであり、心より感謝を申し上げたいと思います。また、一方で、日本企業のプレゼンスが世界でも高まってきていることの証であるとも思っています。

こういった流れの一環として、格付機関や機関投資家向けの調査会社であるEIRISから、このプログラムに関心があり、金融機関においても投資行動と今後の「ビジネスと人権」への関係について真剣に考えているとの連絡がありました。それを受けて6月上旬に急遽ニューヨークに赴き、彼らと意見交換をしてきました。どうやら、格付機関や機関投資家たちも「ビジネスと人権」に強い関心を持ちはじめていることは間違いありません。

EIRISは、その具体的な取り組みとしてInstitute for Human Rights and Business、Calvert Investment、The Interfaith Center on Corporate Responsibilityの三者が2013年に発表した”Investing the Rights Way –A Guide for Investors on Business and Human Rights-”を基本として、Human Rights Performance Benchmarkについて検討しています。
ここでは、機関投資家や調査会社、ファンド会社、事業会社、人権団体、NGOなどマルチステークホルダーが集まって、「ビジネスと人権」についての投資面からのあるべき取り組み方針について各地で意見収集（Public Comments）を進めています。すでに本年3月よりアムステルダム、ロンドン、ニューヨークにおいてワークショップを開催しています。
当会としては、欧米諸国だけで議論してデファクト化される前に日本からも主張すべきことは
すべきであると考えており、以下の流れでEIRISと連携して進めていきたいと考えております。

■第1フェーズ（INPUT）：2014年7月15日
日本への情報収集（的確に把握、理解）

■第2フェーズ（OUTPUT）：2014年秋（予定）
日本からの情報発信（日本からの意見をワークショップ形式で世界へと発信します）

開催概要

※講演の演題について一部変更となりました。
今後もプログラムについて変更となる場合があります。予めご了承下さい。(6/24)
詳しくはこちらをご覧下さい。