Corporate Business and Human Rights Benchmarkの動向に関して
2013年より、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則って企業の取り組みを評価するイニシアティブ「企業の人権ベンチマーク(Corporate Human Rights Benchmark: CHRB)」が開始されております。CRT日本委員会は、評価指標(案)の翻訳やこれに対する日本からの意見集約といった形で、これまで本イニシアティブを支援してきました。
※本イニシアティブは以下の6組織による取り組みです。
評価指標(案)に対して、2014年~2015年にかけて400を超える組織から意見が集められました。この度、これらの意見に基づき評価手法「Corporate Human Rights Benchmark Pilot Methodology 2016」が発表されるとともに、初期対象企業となる100社が発表されました(上記報告書のp32-33を参照方)。日本からはイオン社とファーストリテイリング社の2社が含まれております。今年5月までにこれらの100社からデータを収集し、今年11月には結果を公表予定です。
現在の対象事業は、アパレル、採取産業、農産物(食品)業界に限定されていますが、今後は製造業(重工業・エンジニアリング業・軽工業)、ICT・電子機械産業、金融業、製薬業およびサービス業へ徐々に対象業界を拡大する予定です(上記報告書のp35を参照方)。CRT日本委員会では、今後とも、このような世界の動向を捉えながら、人権尊重に向けた日本企業の取り組みを支援してまいります。
本プロジェクトの詳細について(ビジネス・人権資料センターHP)(英語)
http://business-humanrights.org/en/corporate-human-rights-benchmark#
これまでの、当会の本イニシアティブへの協力に関して
https://crt-japan.jp/blog/2015/08/28/corporate-human-rights-benchmark/
お問い合わせ先
CRT日本委員会
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